STUDY

田作る道は農に問え #01

裁断くずから新しい糸へ

今回から4回に分けてAnnautの1st Projectであるメランジデニムが出来上がるまでの流れを紹介していきます。

服づくりの工程は分業制になっていることが殆どで、主に綿(わた)から糸にする紡績工程、糸の染色工程、糸から生地への織布工程、織り上がった生地の仕上げ工程、生地から服への縫製工程、そしてモノによっては加工工程へと続きます。

まずは、メランジデニムの糸が出来上がるまでの大まかな流れを見てみましょう。

◇原料受入れ


◇仕分け(大きさ別、色別に分ける)

◇カット

◇反毛【はんもう/裁断くずを砕き綿(わた)状に戻す】



◇カード【裁断くず由来の綿(わた)と新しい綿(わた)を混ぜ合わせ、整えながら束にする】

連篠(れんじょう/カードで出来上がった束同士を複数回混ぜ合わせてロープ上にする)


◇粗紡(そぼう)
◇精紡(せいぼう/束を引き伸ばしながら糸を紡いでいく)

◇糸の完成

反毛 裁断くずから綿(わた)へ

メランジデニムの糸づくりの中で特に重要な工程が反毛工程です。

原料であるインディゴデニム生地の裁断くずには様々な種類と大きさがあり、これを大まかな大きさ・色別に仕分けた後、綿(わた)状になるよう砕いていきます。15mほどの巨大なベルトコンベア式の設備を使用して、ゆっくりと時間をかけて砕いていくことできめ細かい綺麗な綿(わた)が出来上がります。一見、機械頼みのこの工程も、巨大な機械の細かい微調整が必要なので操作する人間の”感覚”が重要です。

これら一連の糸づくりは我々の信頼するパートナーであり、明治21年に岡山県倉敷の地でコットン糸の紡績会社として創業した倉敷紡績株式会社(クラボウ)が行っています。