STUDY

田作る道は農に問え #02

糸から生地へ

#01の工程を経て出来上がった糸は広島県福山市の篠原テキスタイル株式会社で生地(メランジデニム)へと織り上げられていきます。

生地は経(たて)糸に緯(よこ)糸を1本ずつ通していくことで織り上げていきますが、Annaut のメランジデニムは経糸に新しいコットン糸を、緯糸に裁断くず由来の糸を使用しています。出来上がった生地は経糸が表面に現れ、緯糸が生地裏面に現れます。つまり、裁断くず由来の糸のナチュラルな優しいブルーの色合いが裏面に、新しいコットンのナチュラルな色合いが表面に現れ、印象的な見た目となります。

※写真に写っている糸は一般的なインディゴ糸です。
※生地を織る機械(織機)に経糸をセッティングしているところを参考写真として掲載しています。

繊細な生地

裁断くず由来の糸は新しい原料由来の糸よりも強度が弱く、太さの均一性も劣ります。メランジデニムはそのちょっとした不均一さ、例えばネップ(繊維が絡まってできた小さい塊)の混入なども敢えて味として残しながら、通常よりもゆっくりとしたスピードで丁寧に織り上げていきます。

※写真はメランジデニムではなく一般的なデニムの参考写真です。
※完成したデニム生地はこのようにロール状に巻かれて出荷されていきます。

次回はいよいよ縫製工場のお話です。