STUDY

流れる水は腐らず #01

Annautのモノづくり 人編

以前、ある本で「凡を極めて非凡に至る(※)」という言葉に出会いました。当たり前のことをコツコツ継続して行うことで、やがて当たり前ではない状態(非凡の領域)に達するという意味です。「継続は力なり」と似たような意味合いだと当時は理解したような気がします。
Annautはモノづくりにプライドを持った多くのプロフェッショナルな企業、そして人に支えられています。何よりも凄いのは、そのプロフェッショナルなことを当たり前のように行っていることです。これこそ「凡を極めて非凡に至る」なのだろうと思います。

当たり前と思っていることに自ら気付いてそれを発信することは難しい。
外からの視点で伝えていく。これも私たちAnnautができることの一つです。
今回から4回に分けて、メランジデニム企画に関わった「人」に注目して紹介していきます。

倉敷紡績株式会社(クラボウ)

裁断くずからデニムを作ったクラボウにとって、生産の工程で生まれたロスを再利用する取組みは目新しい活動ではありません。彼らは「常日頃から生産の現場では環境に配慮したモノづくりが試行錯誤されています。それはクラボウグループの倫理にもあることだから私たちにとっては普通のこと」といいます。組織に染み付いた活動の結果として、日頃の業務の中で必然性をもって生まれたのが今回のデニム生地ということです。
「できること」と「やること」との間には大きな差があって、「やること」は遥かに難しいと我々Annautは感じています。これはきっと多くの人が共感するはずです。だからこそ、日頃から当たり前のように試行錯誤するクラボウの取り組みは決して当たり前のことではないと分かりました。
クラボウの考える未来のモノづくりはまだまだ道半ば。生産の工程で生まれるロスの再利用はまだ完全ではありません。

「もっと自分たちにできることがある。」

この思いとともに1つ1つの課題を自慢の技術力で解決を図り、日本の家庭に昔から根付いているモッタイナイ精神の文化やその価値観を大切に、持続可能な現代のモノづくりを続けていきたいと語ってくれました。

良い顔してます。

次回は篠原テキスタイルです。

※: 佐々木常夫 (2013)『働く君に贈る25の言葉』WAVE出版より引用。