STUDY

流れる水は腐らず #03

大江被服株式会社
縫製工場は単能工型と多能工型に分かれます。前者は1人の工員が1工程を担うこと、後者は1人が複数の工程を担うことです。単能工型は多くの工員が必要となる為、人手不足が常態化している日本国内の工場では、多能工型が一般化しています。同社もこの多能工型を採用しており、1人で3つのミシンを使用できるよう教育が行われています。
「私たちの縫うジーンズはまるでドレスパンツのようなきれいな仕上がりになっています。」と社長はいいます。ジーンズというと野暮ったい・荒々しい仕上がりが連想されるものですが、大江被服は綺麗な仕上がりにするために敢えて手順を増やすほど、こだわりを持ってモノづくりをしています。この強みを生かして海外の多くのラグジュアリーブランドからの仕事も引き受けているとのことです。

「海外からの仕事も引き受けている」と書くだけでは読み流してしまいそうですが、これはメジャーリーグで日本人選手が活躍することと同義といってもいいのではないでしょうか。
そう考えると大江被服の技術力の高さがドスンとストレートにあなたの胸に突き刺さってくるはずです。

大江被服では海外からの技能実習生も受け入れており、その中には中国から来日し、日本で工場を開くことを夢としている従業員もいるそうです。そういった従業員の夢を実現させる為に、必要な手続きや永住権取得のサポートなども積極的に行っていると語ってくれました。

縫製工員の人材育成だけでなく、夢を実現させてあげたいと強く願い、実際に行動している社長の言葉には文字では伝えきれないほどの重みがありました。

『かっこいい』の一言。
次回は人編最後となるWHOVALです。